【脚本コンクールの傾向と対策!】面白いログラインの作り方

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脚本家を目指している人・・・

コンクールで賞を取って脚本家デビューしたい。どうすれば賞を取れる脚本が書けるかわからない。

ヒセオ
ヒセオ

物語を作るにはまずログラインを書こう!今回は面白いログラインを書けるように解説していきます。



この記事で分かること・・・

■脚本コンクールで上を目指せる脚本の作り方
■面白いログラインの書き方

記事の信頼性・・・

■僕は5年間あらゆる脚本コンクールに応募してきました。(結局、受賞はできませんでした)
■その結果、現在プロとして活動中

当たり前ですが、この記事を読んだからといって、コンクールで大賞を取ることは保証できません。

しかし、受賞を目指すにあたって役に立つ創作術をお伝えします。

ログラインとは

ログラインとは、その話の内容を3行くらいで端的に書いたものです。

『Aな主人公が、Bに出会ってCする話』『Aな主人公がBをして最後Cになる話』といったように書きます。

いいログラインとは
短くシンプルなもの。
皮肉を含んだもの。

よく言われている内容ですね。

皮肉ってなに?

とりあえずネットで調べてみました。


何か分かったような分からないような・・・。

つまり・・・

主人公がこんなことをしないといけない。
主人公が皮肉にもこんなことをする羽目に。

こう考えるとログラインの掴みを面白く書きやすくなるかと思います。

たとえば・・・

バック・トゥ・ザ・フューチャー
30年前にタイムスリップしてしまった高校生の主人公が、皮肉にも若い頃の母に惚れられてしまい、自分の生存をかけて父と母の恋のキューピッドをする羽目に。

ジョーズ
警察署長でカナヅチの主人公が、町を守るため、皮肉にも海に現れた巨大な人喰い鮫と対決する羽目に。

面白くて売れた映画は、ログラインだけで「面白そう!」ってなりますよね。

他にも
タイタニック
ダイハード
トイ・ストーリー
etc…


こういった誰でも知っている有名な映画のログラインを自分で考えて書いてみることもオススメです。

最初のうちは結構難しく感じるかもしれませんが、オリジナルの面白いログラインを作る訓練になります。

コンクール用のログライン

コンクール用のログラインなんてあるのか?

僕はあると思います。

まず、コンクールで必要な要素その1はテーマです。

正直これが一番大事だと思います。

とにかく物語のテーマをはっきりさせるべきです。

ではログラインでテーマを語るにはどうしたらいいか

例をあげてみていきます・・・

★テーマ『敗北は失敗ではない、やろうとしなかったことが最大の失敗だ』

こんなテーマで物語を語りたいと思った時どうしますか?

実はこれにはコツがあります。

まず主人公をテーマと真逆の考えを持った人間にします。

テーマから考えられる主人公の信念
『敗北は最悪の失敗だ、だから何事にも挑戦したくない』

↑こんな人物がいたとしましょう。

テーマから考えられる皮肉
『そんな主人公が何かに挑戦する羽目に』

物語を通して変化した主人公の信念
敗北は失敗ではない、やろうとしなかったことが最大の失敗だ

このようにテーマから考え、真逆のことをさせることで、テーマを語ることができます。

このようにログラインを書くことで、物語を通して成長した主人公を見せることができるのです。

ログラインを作る際の注意点

ログラインを作る際に初心者がやってしまいがちなことを四つまとめましたので以下で解説していきます。

①主人公をとにかく面白くする

まずこれに尽きます。

そして、オリジナリティはここで出しましょう。

まずは主人公を面白くしないことには、いくら天才的な物語の筋を思いついたからといって、物語を書き始めてはいけません。

②ラストを決める

こんな主人公がこんなことをする羽目に』のつかみまで決めたら、結局最後どうなるのかというところまで書きます。

これをしないで書き始めると、話の芯がブレていってしまいます。

芯をブラさないために物語のラストをしっかり設定しましょう。

③ひとりよがりにならない

ログラインができたら実際に脚本を書き始める前に必ず人に話してみて、「面白そう」と言わせましょう。

話せる人がいないならツイッターでもいいです。

とりあえず「面白そう」の一言をもらうことで、ひとりよがりにならず、自信を持って物語に取り掛かることができます。

なにより「面白そう」の一言はとても嬉しいですし、モチベーションが上がります。

④とにかく量産する

ログラインは一つのものに時間をかけすぎず、量産しましょう。

中にはそこまで面白くならなそうなものもできると思いますが、それでいいのです。

そこからブラッシュアップして納得いくものが数本できたら、そこから脚本の構成を考えていきます。

ログラインを量産するのは最初のうちは難しいと思います。

まずはたくさんテーマを考えるとうまくいきやすいと思います。

テーマの見つけ方のコツについてはこちらの記事も参考にしてみてください。

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面白いログラインの書き方まとめ

①主人公をとにかく面白く
②その主人公が普段しない真逆のことをさせる
③最後どうなるのかまで書く
④量産する
⑤ブラッシュアップする
⑥人に話して「面白そう」をもらう

これから脚本を書いてコンクールに出そうと思っている人や、現在コンクール用の脚本を執筆中の人も自分の作品と照らし合わせてみてください。

コンクールがすべてではないですが、この記事が参考になったら幸いです。

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